日本人のドレススタイルを足元から輝かせる

2001年、日本発高級紳士靴ブランドとして誕生した三陽山長。歴史ある工房をベースに、美しくも力強い、正統な靴作りを行っているブランドです。この20年弱の間に、着実にファンを増やし続け、ついにミッドランドスクエアにも店舗を構えます。
ブランド立ち上げ当時は、高級紳士靴といえばインポートものがほとんど。ファッションの世界では〝日本人が作る服が一番日本人に似合う”という考え方が高まってきた頃合いでしたが、それにいち早く〝足元”から取り組んだのが三陽山長でした。拠点となるのは下町・浅草。ここは昔から皮革製品を扱う問屋や工房も多く、業界内では革といえば浅草、と言われるほど有名な場所。ここを「日本のノーザンプトン」と呼び(英国のノーザンプトンは世界最大の紳士靴の産地)、ブランドを牽引してきたのが、母体である三陽商会の猿渡伸平氏です。今回の出店にあたり、お話を伺いました。

「大事にしているのは、素材と仕立て。優秀な工房を説得するために、何度も熱意を伝えて、国内でも屈指の職人を集めることができました。素材は世界中の卸先を回って探しています。イタリアの老舗などは、初めは相手にもしてもらえませんでしたが、日本でこのような靴を作っていると実物を見せると驚いていただき、素材も安定していいものを手に入れることができるようになりました」
もうひとつ大事にしているのが、「長く使えること」と猿渡氏は語ります。「三陽山長では立ち上げ当初から〝耐久性”や〝お手入れ”に力を入れています。昨年は、創業100年を超える老舗シューケアメーカーと共同で、オリジナルのケアクリームを作りました。リペアも積極的に行っており、ミッドランドスクエア店でも、シューケアのイベントや配送によるリペアサービスなどを承る予定です。三陽山長はアフターケアも含め親子代々受け継がれるような靴作りをしてまいります」
足を通せば必ずや、その履き心地と美しさに心奪われるはず。経験を積んだスタッフとともに、紳士の装いを完成させる一足を探してみてはいかがでしょうか。

ラウンドトゥラストR2010を用いた
ダブルモンクストラップ〈源四郎〉から、
限定カラーとしてネイビーとブラウンが登場。


『ミッドランドスクエア』の上質なライフスタイルを提案したいという気持ちに応えるべく、素材も通常展開している牛革ではなく、希少価値の高い馬革で仕立てた特別な1足をご提案させて頂きます!

Profile

株式会社三陽商会 三陽山長 企画課長

猿渡伸平さん

Shimpei Endo

3F 三陽山長

三陽山長のものづくりの現場を統括する猿渡伸平氏。「ミッドランドスクエアは名古屋でも特別な場所。他店に引けを取らないよう、いろいろと工夫を凝らしています。ちなみに、店内のソファは、試着がしやすいよう腰が沈むようにデザインされたオリジナルのもの。くつろいだ雰囲気の中アイテム選びができるように、従業員も努めてまいります」