- 展示アート -

「エミッション・ゼロ」は、現代の産業が抱える深い憂鬱に端を発し、太陽系の青い惑星・地球の未来を担う。モノの生産と消費の終末は灰でありまた、それは働く人々の勤勉と情熱の終末に残る感情と無量の隠喩である。作品は灰から生まれる火の鳥のごとく、さらに灰を一千数百度の高温で焼成するなかで、古代文字の意のとおり、火によって吉兆を占い、未来30億年の青き惑星の豊穣を祈願する旅立ちのゼロとして制作された。

古代文学の意：奉・花・子・海／朋・抱／鳳・東西南北
協力：王子製紙株式会社　豊田メタル株式会社

「旧豊田ビル・旧毎日ビルの内壁で、その歴史を刻んだ3種類の石を、新ビルの3事業者をつなぐ新しい関係として三角ポリゴンの面で再構築。
三辺を接しながら、水面の様に波立つ垂直面と、穏やかな広がりを持つ水面としての上面。
その空間を行き交う人々との関係を持ちながら人々を波に見立て、過去の時間とこれからの時間を延々と旅するボートとしてイメージしています。

「平和な心は水平の中にある。
イメージを棄て、方針を立てよう。
思考を拒否して、運動に身を任せよう。
異なる素を総て受け入れて、世界をひとつにしよう。
その結果、水平な思考は平和な気分を運んで来る。

「交差する線材によって生まれる実体とその影は限りなく曖昧である。意図しない試行の果てに広がる確実な実体の世界に、見る者の視点が欺かれるとき、空間の持つ意外性が現実となる。作品の表層は仮の姿であり、存在の証は構造によって試される。

時間を気にしたくない人にはいい時計だと思います。

テーブルや毛布など、身近なものを拡大・抽象化して描いた作品。具体的でありながらもSFのように不思議な異世界が、独特のスケール感とタッチで描かれています。彼方に見える山脈に、画面を2分して大きなパイプのようなものがめりこんでいる「気圧の谷」、巨大な紙くずが、まるで地平の向こうから砂漠を転がってくる巨大な物体のように見える「アホウドリ」など、身近なものから宇宙的なイメージへと繋がっていく作品です。

設置作品：ロビー側より「青い顔」「夜に口笛」「アホウドリ」「気圧の谷」

テーブルや毛布など、身近なものを拡大・抽象化して描いた作品。具体的でありながらもSFのように不思議な異世界が、独特のスケール感とタッチで描かれています。彼方に見える山脈に、画面を2分して大きなパイプのようなものがめりこんでいる「気圧の谷」、巨大な紙くずが、まるで地平の向こうから砂漠を転がってくる巨大な物体のように見える「アホウドリ」など、身近なものから宇宙的なイメージへと繋がっていく作品です。

設置作品：ロビー側より「青い顔」「夜に口笛」「アホウドリ」「気圧の谷」

地下のエントランスからそれぞれのオフィスに向かう空間に羽をイメージしたレリーフ。その場所に爽やかな自然の風が通るような流れを表現しました。羽根には風切り羽根のように軌道を安定させる大事な役割もあります。またオフィスには欠かせない筆記用具の原点である「羽根ペン」、そのような意味を含めて。

※この作品は、毎日新聞社とホテル「ナゴヤキャッスル」の元社長、梅島貞氏（故人）のご遺族から、ミッドランド スクエアの完成を祝って毎日新聞社に贈呈されたご厚志によって制作しました。

絶えまない時間、
現在、過去、そして未来。
様々なものたちが交差し総てが息づく。
三つの輪が織り成すその先には微笑みの輪が広がる。