一生ものにめぐりあえるエコデザインという発想

たとえば、上質なレザーバッグを修理しながら長年にわたって愛用すること。丁寧なメンテナンスやリペアサービスの提供は、耐久性をもたせ製品寿命をのばすというエコデザインの定義にかない、革製品ブランドが得意とするSDGsに違いありません。また、端切れレザーを巧みに編み上げたバッグや、製品在庫のリサイクル素材から生まれたスニーカーなども。捨てられるはずの不用品にアイデアやデザインを加えて、新たな価値をもった製品に蘇らせるアップサイクルは、多くのラグジュアリーブランドが実践しているサステナブルな循環モデルです。

すべてのプロセスに責任を持つトレーサビリティ

ミッドランドスクエアのハイジュエラーは、いずれも「責任ある宝飾品業のための協議会(RJC)」認証を取得しています。RJCとは、ダイヤモンド、ゴールド、プラチナなどの発掘から小売までの全工程において、「責任ある取引」を推進する国際的非営利組織。RJC認定メンバーの多くが、原材料の産地、研磨、加工といったサプライチェーンにおける詳細な情報を提供するトレーサビリティを進めているので、私たちは透明性のあるエシカルなハイジュエリーを手に入れることができるというわけ。こうしたRJCの理念は、まさにSDGsと軌を一にしています。

ものづくりを超えて人づくりに尽力するプログラム

世界中のセレブたちを魅了してきたラグジュアリーブランド。積極的に取り組んでいるSDGsのテーマは、ものづくりだけに限らず多岐にわたっています。ヴァン クリーフ&アーペルの支援のもとに創設された「レコール(ジュエリーと宝飾芸術の学校)」や、世界中の女性起業家に経済的、社会的、人的支援を行う「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」など、独自の教育プログラムやエンパワーメントも特筆すべきでしょう。輝かしい歴史を誇る一流メゾンならではの、志の高さと懐の深さを感じさせてくれます。

先進のアルゴリズムによってダイヤモンドを識別し、各工程のトレーサビリティを確立した新作の「エトワール ドゥ パリ」。ダイヤモンドの評価基準であるカラット、カラー、クラリティ(透明度)、カット(輝き)の4Cに加え、採掘地、カッティング、ポリッシングなどの詳細な情報を提供します。エトワール ドゥ パリ ソリテール リング 0.3ct〜 税込¥764,500〜

9月4日までパリで行われている展覧会、BOTANICAL
/VÉGÉTAL – Observing Beautyでは、メゾンの作品をテーマとするのではなく、植物~自然をテーマとすることで、環境や多様性を考える機会をひろく提言しています。また、この展覧会を行うにあたっては、十分な環境配慮をしながら作品を集めています。

宝石鑑定士、美術史学者、宝飾職人など30人以上の講師が在籍するレコールは、パリを拠点に世界各地でジュエリーの学びの扉を開く教育文化機関です。これまでに40以上の国々から3万人以上の方々が実践的な講義、対話型セミナー、エキシビションに参加。日本では2013年と2019年に東京で特別講座を開催しました。

タイムレスなデザインに持続可能な性能を搭載した「タンク マスト」。メゾン初となる光起電発電のソーラームーブメントを組み込み、1日10分程度の採光で駆動。その耐久年数は約16年に及びます。ストラップにはリンゴの廃棄物などを用いた非動物性素材を採用。レザーと遜色ない風合いと心地よい装着感を誇ります。