My Story vol.64
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の1人であるアレッサンドロデッイタリアと日本の料理人の飽くなき料理への思いが結実エノテーカピンキオーリ名古屋店では、毎回フィレンツェ本店の2人のシェフに料理を提案し、認められたものだけが名古屋店の料理として提供されています。今回、春の野菜の力強さを感じてほしいとシェフの戸田さんが創作したパスタは、新しい解釈を加えたラザニア。2024年冬にシェフラトンマジーナ氏が来日した際に、一緒に何日も試作を重ね完成させた料理だと言います。ラザニアは通常パスタを茹でてベシャメルソースやチーズと重ねて焼き上げる料理ですが、パスタを蒸し、野菜と一緒にグリルで焼き上げ、仕上げにソースを添えるという独創的な調理法で、食感も味も驚きの一品に仕上げています。氏もその味を絶賛し、名古屋店のための料理でしたが、本店のメニューにも採用されることになりました。「肉や乳製品を極力控え、野菜の旨味でソースを作ることで体への負担が少ない、誰もが美味しく食べていただける一品にもなっています」という戸田さん。今までにない調理法、味、盛り付けを常に提案し、伝統×革新という挑戦を続けています。16彩り豊かな一皿がアートなセンスを刺激し、力強い春の食材が体を目覚めさせる。春の料理で心と体にパワーチャージをしましょう。フィレンツェ本店のシェフを務め、エグゼクティブシェフのリカルド・モンコ氏と共に三ツ星リストランテの味を作り上げる。食材・調理法を追求し続け、戸田シェフへの要求も妥協がない。奈良県出身。イタリア・ピエモンテで2年研鑽し、「イ・ルンガ」堀江氏(日本人として初めてイタリアでミシュランの星を獲得)の元で働く。ソムリエの資格も取得し、味覚の表現を追求してきた。葉野菜を包んだ緑の“ラザニエッタ クロッカンテ”アスパラガスのベシャメル パセリオイル ランチ ¥6,050、ディナー ¥24,200(各税サ込)の一品クロッカンテとは「パリッとした」の意。パスタをグリルで香ばしく焼き上げ仕上げにソースを掛けることで、今までにないラザニアに。パスタもソースも野菜を使ったベジスタイルの一皿です。|〜4月末期間限定| ※写真はイメージですエノテーカ ピンキオーリ42F TEL.052-527-8831Alessandro della TommasinaNaoyuki TodaIntervieweeエノテーカ ピンキオーリ フィレンツェ本店・シェフアレッサンドロ デッラ トンマジーナIntervieweeエノテーカ ピンキオーリ 名古屋店・シェフ戸田直幸 ENOTECA PINCHIORRISPRING GOURMET色彩と味覚に心躍る。春グルメ。

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